裏方のつもりが演者に!?バーチャル一般人がアバターの姿を受肉した結果、1年でこうなった【私のバーチャル生活】

【私のバーチャル生活】けいろー
けいろー

どもー! バーチャルライターのけいろーです!

――なんて、まったく何の捻りのない挨拶をしている自分(=筆者)は、いわゆる「VTuber」ではございません。いや、もしかしたら、対外的には「VTuber」として認識されている場面もあるのかもしれない。わわわわたしが、ぶいちゅーば〜〜〜!?!?

でもでも、自分――もう10年も前から「けいろー」というハンドルネームを使っている僕個人――としては、独自の世界観と十人十色の魅力的な活動をしている「VTuber」に自分を当てはめるのは、なんだか違う気がしているんですよね。ナンカチャウネン。コレジャナイ。

VTuberやVRのカルチャーが大好きな「バーチャルライター」ではあるけれど、自分のことを「VTuber」だとは考えていない。どちらかと言えば、自身の趣味嗜好や性質を反映した「アバター」を使っていると自分では捉えています。詳しくはPodcastでこっそり話しているので、ご興味のある方はそちらを参照くださいませ。

https://twitter.com/K16writer/status/1586719269147926528

さて、前置きが長くなりましたが、そんな1人のインターネット住人が「影人間」のようなアバターの姿となってから、10月30日でちょうど1年。当初は「これでVTuberさんの応援がしやすくなったらいいなー」とか、「VRの世界もこの姿で楽しんでいきたーい!」などと考えていたわけですが。

……この1年で、なんか想定外の方向に進んでない?

改めて1年間を振り返ってみると、いろいろな出会いがあり、想像もしていなかった方向で活動の広がりがあり、「どうしてこうなった」という気持ちがある。1年前とは立っている場所どころか、心境も大きく変化してしまっている自分がいたのです。それこそ、人並みに文章を書くくらいしかできなかった「けいろー」という人格から、ボロンと「影」がまろび出てしまったような。おまえはだれだ……!

ただのVTuber好きであり、ひとりぼっちで過ごしていた僻地のVR住民でしかなく、一介のWebライターに過ぎない人間が、アバターとして受肉した結果どうなったのか。良い機会なので、自分なりに振り返ってみようと思います。

① ノリで投稿した自己紹介動画が意外と伸びた

まず最初に驚いたのが、「この姿になるのに合わせて投稿した自己紹介動画が意外と再生された」こと。今もたまにぬるっと再生数を伸ばすタイミングがあります。なんでや。

そもそもこの動画は、「せっかくアバターの姿になるんだし、VTuberっぽいこともやってみよーっと」というノリと勢いで制作&投稿したもの。言ってしまえば「おふざけ半分で作ったパロディ動画」だったわけです。

もちろん、“本家”の文脈をリスペクトした内容と構成にはしているつもりですが、4桁再生されるほど広く「見られる」ようなことはあまり考えていなかった。「一問一答自己紹介」と言えば新人VTuberさんにとっては最初の「顔」となるようなコンテンツであり、それなりに作り込んで投稿するものですが、自分の場合はそんな意識もなかったんですよね。

ところがどっこい。

蓋を開けてみたら、これが意外と伸びた。それどころか、この動画を見てチャンネル登録してくれた人が、なんと150人近くもいるらしい。なんでや。さらに付け加えると、現在のチャンネル登録者全体の約40%が、この動画から登録してくれているようなのです。いや、マジでほんとうになんで……?(震え声)

そのあたりの「なぜ」の理由は最近になってわかったのだけれど、今回の記事の本筋からは逸れるので、また別の機会に「VTuberの始め方」カテゴリーで今度書きたい)。ここでお伝えしたかったのは、

  • 王道の“型”から入るのは効果的(この場合は「一問一答自己紹介」という型)
  • たとえ拙い動画だとしても、誰かの目に入る可能性は十分にある
  • ノリと勢いってすげえや!

といったことでございます。すげえや!!

② 交流が増えた

アバターの姿になったことで、VTuberさんやクリエイターさんとの交流の機会が増えました! まっこと嬉しい楽しいありがてえ〜〜〜!! ④の項目ともつながる話なのですが、この姿になってから、ただ「ライター」と名乗っていただけのときよりも声をかけてもらいやすくなった実感があります。

こういう記事の作成ってお願いできますか?

こんな特集を考えていて、適任なVTuberさんがいたら教えて!

今度、交流会があるんだけど、どう?

こんな感じで。うれしい……えへ、えへへへへ。

これは、自分にとってはかなーーーり大きな変化です。というのも、それまでは何かしらの連絡をいただく場合、基本的にはブログを経由していたので。

10年近くにわたってブログで書き散らしていた文章がたまたま誰かの目に入り、「おっ、このけいろーとかいう奴、ええやん」「この話題について詳しく聞きたいな」と少しでも感じてもらえたら、メールやDMで連絡が飛んでくる。要するに、文章を通して「けいろー」という人格を見てもらうことで、ご依頼やご相談を頂戴していたわけです(ちなみに、このスタンスを「積極的受け身の姿勢」と呼びます。命名はワイ)

しかしバーチャルの世界において、「文章」というメディアはわかりにくい。

もちろん、以前から(本当にありがたいことに)MoguliveさんをはじめとするWebメディアや雑誌で記事を書かせていただく機会があり、その実績のおかげで得られていた一定の信用はあったはず。ただ、それだけでは不十分……というか、「けいろー」という個人の信頼にはつながらないとも思うんですよね。ライターであることはわかっても、姿かたちが見えてこない。魂が見えない。今己を証明する言葉に魂はあるか?

言い換えれば、この1年間でVTuberさんやクリエイターさんとの交流が増えたのは、その「姿かたち」を前面に出したことが理由の1つとしてあるのでは――?

無味乾燥な文字列以外の情報として、わかりやすいアバターの姿を示せるようになった。それによって「けいろー」という人格・キャラクター像が周囲にも自然と伝わり、声をかけてもらいやすくなったんじゃないかしら。「“愛嬌”が見えるようになった」と言ってもいいかもしれない。実際、YouTubeを見ればグリーンバックの空間で「JUST DO IT!」などと叫んでいる様子も確認できるし……と思ったけど、いや、それは逆効果かもしれませんね、はい。

ぽこピーランド開園初日、いろいろな人と一緒に見てまわれてすっごく楽しかった思い出

余談として、VRChatにログインする時間も爆伸びしましたね! 2019年から3年間、ぼっちでワールド巡りをするか、バーチャルマーケットを見に行くくらいしか楽しみがなかったVRChatで、フレンドと一緒に遊ぶようになった。

このことに関してはアバター云々というよりも、人に恵まれたことが理由としては大きいとも感じています。いつも一緒に遊んでくれて、本当にありがとー! 面と向かってはあまり伝える機会がないのですが、マジでめちゃくちゃ感謝しています。居場所をくれて、ありがとう。

③ 動画編集のおもしろさを知った

実は現在の姿になる前から動画はたびたび投稿していて、その時も「ほーん……やってみたらおもろいやん……」という気持ちになってはいたのですが。それが「動画編集たのしEEEEEEEEEEEE!!」となったのは、この姿になって、VRChatで遊ぶようになってからだと思う。というか、だいたいこの動画のせい。

あまり表では話したことがなかったかもしれませんが、もともと「動画編集」なる行為には興味がございまして……! 自分が好きないくつかの実況者グループの動画を見ていて、「僕もこういうことができたらいいなー」という、漠然とした憧れが以前からあったのです。

別に「実況者グループをやりたーい!」というわけではなく、モチベーションとしては、「複数人でワイワイ楽しそうにしている動画を作ってみたい」という感覚でしょうか。そこに自分の姿はなくてもいいから、VTuberが楽しそうにしている映像を作ってみたい。そんなうっすらとした欲求が前からあって、この「夏」の集まりで実行してみた格好です。

そしたら思いのほか好評だったので、「ほな続きも作るか〜!」と奮い立ち、少しずつ取り組むことに。慣れない作業でめちゃくちゃ時間がかかったし、1週間のあいだ毎日朝になるまでAviutlくんと格闘していた時期もありました。でもそれだけ力を入れて、大変ながらも楽しく取り組めた作業だったので、最後の動画が完成したときの感動はひとしお。みんなで「夏」の世界を巡ったVR体験だけでなく、この編集作業も含めて本当に良い思い出になりました。

ここまでの説明を読んで、「でも別に、今の姿にならなくても動画編集はできたんじゃね?」と首を傾げた方もいらっしゃるかもしれません。仰るとおりなのですが、それは難しい……というか、少なくとも自分にはできませんでした。

だって、ろくに動画制作の経験もない素人の一般リスナーが、いきなり「編集させてー!」なんて言ってきたら……怖くありません!? もちろん、切り抜きを許可しているVTuberさんの動画を借りて編集することはできるし、実際に自分も何度か作ったことはある。たしかにそれも楽しい作業ではあったのですが、切り抜き師として活動している人と比べれば当然ながら見劣りするので、長くは続かなかったんですよね。

それでも推しへの愛ゆえに動画を作り続ける人こそが、やがては動画制作者として大成するのでしょう。しかし自分にはそこまでのモチベーションはなく、「人様の動画をお借りするのは……」という躊躇の気持ちと、「自分よりもうまく切り抜ける人がいるしな……」という諦めの気持ちのほうが勝ってしまった。なので、動画制作に興味はありつつも、実際に取り組む機会はほとんどなかったわけです。

そこで登場するのが、「アバター」です。

意味深な空間だらけ!VRChatワールド「Epilogue․ Chapter 2」を複数人でワイワイ探索する【#ぶいちゃめぐり】 – YouTube

一言でまとめると、「自分で自由に動かせるアバターの姿を獲得したことで、動画素材を自ら用意できるようになった」のが大きな理由。人様の動画を借りるのは躊躇してしまうけれど、自分が声をかけての企画や、自身が動画の素材になるなら無問題。その素材もライブ配信由来ではなく、自分たちが遊んでいる様子を撮影しただけのもの。要するに「自給自足」でございます。――そう、食材は、オレだ!!

とはいえ、編集作業はどれだけ慣れても時間が溶けるもの。それゆえに近頃はあまりできていないものの、これからも合間を縫って何か作れたらなと思います。あ、ショート動画もちょっと興味あります!!

④ 個人からも依頼をもらえるようになった

②の補足――というか発展形のような内容になりますが、外部のメディアさんからご依頼を頂戴して記事を執筆する以外に、個人の活動者さんから名指しで「けいろー」に対してお声がかかるようになりました。このことに関しては、声をBig font-sizeにしてお伝えしたく存じます。

けいろー

「ご指名」での記事制作や企画参加は、めっちゃ嬉しい!!

そう、めちゃくちゃ嬉しい。メディアや雑誌で記事を担当させてもらえるのも言わずもがな嬉しいし、いつも「やったるで~〜〜!!」と気合を入れて取り組んでいるのも間違いありません。でも、個人の活動者さんからダイレクトに「これをあなたにお願いしたい!」とお声がけしてもらえるのは、最高に嬉しいしありがたいんすよ……!

このようなお声がけが増えたのも、アバターの姿になり、周囲の人と交流が増えたことが理由としてあるんじゃないかなと。文字情報でしかわからなかった「けいろー」のキャラクター性が伝わりやすくなり、声をかけるハードルが下がった説。客観的に見ても、「SNSでネットの話題にあーだこーだとツッコミを入れている謎ライター」よりも、「VRChatで遊びながら、はっちゃけ動画をたまに出している影人間」のほうが、そりゃあ親近感もわくってもんっすよ。

特に最近はリアルイベントのレポート記事を任せていただく機会もあって、「本当にありがてえ〜〜〜!!」と内心で叫びまくっている日々でございます。

9月は駄ゞ田メダさんの「ヒトデナシ展覧会」で、10月はChumuNoteさんのつりぼりカフェCatchでのイベントで。どちらも当日はライター兼カメラマンとして会場におじゃまし、しっかり撮影も行いつつ、後日の記事作成まで通して楽しく取り組むことのできた、2023年の担当記事のなかでも記憶に残るご依頼となりました。

――というか、お二方とも「初主催イベント」という晴れ舞台にご指名くださっていたことを考えると、本当にありがたすぎる&嬉しすぎるお話じゃん!! ありがとうございますありがとうございます!! 少しでもお役に立てていたらこれ以上に嬉しいことはございません……(深々)。

とはいえ、そうやって個人の活動者さんから声をかけてもらえたのも、そもそもの「ライター」としての実績なしには難しかったはず。継続してご依頼をくださっているメディアさんはもちろん、一度でも仕事をくださった企業さんも含めて、心底から感謝感謝でございます。今後ともよろしくお願いいたします。

あ、イベントレポートの執筆のご相談、お待ちしております!! リアル会場もですが、VRChatやclusterにも行きます行けます撮影します!!

⑤ 「裏方」から「出演者」になった

ご覧のとおり「影」のような姿をしている僕ですが、それにもいくつかの理由――というか、VTuberで言うところの「コンセプト」的なものがございまして。以下、自身のアバターとしての姿やキャラクター性について、事前にあれこれ考えていたときのメモです。

それともう一点、これは最近書いていたメモなのですが、このようなイメージもあります。

「影」の姿なのは、自分が主役ではないから。基本は黒子のように舞台袖や裏方からサポートをする。光を当てる人=ライター?

「影」とは、あくまでも潜む者。スポットライトが当たることはなく、足元で演者を支え手伝う者。そもそも「ライター」という存在――作家やエッセイストではない――それ自体が、割と黒子(“ほくろ”じゃないよ)のような立ち位置にある、という見方もできるかもしれません。

そのような「裏方」であり「黒子」のような立ち位置にいることを間接的に表明する姿であり、また「けいろー」という個人の精神性もそこはかとなく反映したキャラクター。それが、今のこの姿である、というわけです。当初は別の案もあったのだけれど、ママにデザインを相談する時点ですでにそのようなイメージを伝えていたので。

ところがぎっちょん。

いざこの姿で1年ほど活動してみたら、舞台裏から「表」に出てくるような機会も出てきたじゃありませんか! いや、以前の改変アバター時代にもVTuberさんの企画配信でゲスト出演させていただいた機会はあったのですが、文字どおり“表立って”の体験が増えつつあるというか。――このこの〜! 影のくせに出しゃばっちゃってもう!!

「まだ何も決まってない」情報&エンタメバラエティ番組・2023年11月5日公開生放送 – YouTube

その最たる例が、clusterでの番組企画『まだ何も決まってない』。その名のとおり、「何も決まってないけど、なんかやろうぜ〜」という由宇霧さんの一声で集まったメンバーで番組っぽいことをする、なんだかんだで半年続いている月イチの企画です。

ただ、この集まりに自分が関われているのも、やはりアバター云々というよりは「人に恵まれたから」というのが理由としては大きいように思います。素敵な活動者さんたちが集まっている場所に、たまたま自分がいたから。自分の性格上、改変アバターだったら参加を遠慮していた可能性は十分にあるし、「その場に行ける自分の体があったから」というのも大きな要因ではありそうだけれど。

また、直近の事例として、10月の『あつまれ!ばーちゃる!』(あつぶい)もあります。

ニコニコ生放送で毎月放送されている公式番組にて、トピックスコーナーを担当させていただきました。先方のお話によれば、「バーチャルのおもしろさを語れるオタク」を探していたところ、ちょうど良い感じに出演できそうなアバターの姿を持っている自分に白羽の矢が立ったそうです。わぁい!

実は本件に関しては、その前身となる番組『こちら推されたいVなのですが、育ててもらっていいですか?』でも、放送後に公開されるフリーペーパーの作成を手伝わせていただいていた時期がありました。そのご縁もあってのお声がけだったとは思いますが、それも出演できる肉体なくしては難しかったはずなので、この姿になっていてよかったなーと。

https://twitter.com/K16writer/status/1604052849276903425

そろそろ長くなってきたのでまとめると、「その場に行くことのできる体がある」だけでも、活動の幅やチャンスはぐわっと広がる――と、そのように言えるんじゃないでしょうか。

裏方としての活動を想定していたとしても、バーチャル空間で動き回れる「体」があれば、できることは一気に増える。考えてみれば、VTuberの世界でも「キャラクターの姿で出演するマネージャー」の例は結構ありますものね。

リスナー目線でも、デフォルトアバターではない「自分の姿」を持っていることで得られる恩恵は、今後ますます増えていくと考えられます。メタバース空間のステージに立つ推しの姿を間近で見られるかもしれないし、大好きなクリエイターさんと話すような機会だってあるかもしれない。clusterやVRChatの世界では、すでにそれが日常になっている印象すらあります。

そう考えてみると、たとえそこが舞台裏であったとしても、バーチャル空間で自分の姿かたちを得ることは、「舞台に立つ」ことと同義なのかもしれない。そして一度その場に立ってしまえば、何かの拍子に「出演者」になることがあったとしても決して不思議ではありません。

――と改めて言語化してみたら、一連の流れが「好きでブログを書いていたら、いつの間にかライターになっていた」という過去の自分の体験と重なるようにも思えてきて、なんだかちょっとワクワクドキドキしてきたぞー!? もっともっとおもしろいことやりたいな〜〜〜!!

令和版「ぼくの大好きな、楽しいインターネット」

そんなこんなで、「バーチャルアバターの姿(※VTuberではない)になって1年間過ごしてみたらこうなったよ!」という話をうだうだとしてきたわけですが、一言でまとめるなら、とにもかくにも楽しかった!!

間違いなく世界が広がったし、「ぼくの大好きな、楽しいインターネット」の令和版を満喫できている実感がある。2018年以降、1人のファンとしてVTuberカルチャーを追いかけているだけでも楽しかったのに、「これ以上楽しくなることがあるんですか!?」という右肩上がりの充実感がある。生きててよかった。

もちろん、自分が今そうやって楽しめているのも周りに素敵な活動者さんたちがいるからだし、こんな自分に声をかけてくれるVTuberさんや、貴重な機会をくださるメディアさんの存在があるからだと、常々ありがたく感じています。同時に、今のこの姿になっていなければ、きっと関わることのなかった人も結構いるんじゃないかな、とも思うんですよね。

そこで何をするか、自分に何ができるかはさておき、「おもしろそう!」「楽しそう!」というワクワクの気持ちがあったから、とりあえず勢いのままに飛び込んでみた。そうして踏み出した先にたくさんの出会いがあって、それまではリスナー目線で追っていた人たちと同じステージに立つようにもなっちゃうんだから、本当に何があるかわからない。……こんな嬉しい楽しいおもしろいことがあっていいんですか!?

1年前に「影」の姿になったから、こうして素敵な人たちと出会うことができた。最高におもしろくって、楽しい体験を味わうことができた。そう考えると、一歩踏み出してよかったなと、改めて心の底から思います。最初にこの姿を表に出すときはめちゃくちゃドキドキしていたし、個人的にも少なからず勇気が必要な、挑戦的な試みではあったので。

ってか今でもいろんな場面でいつも緊張しているし、最初の頃は事あるごとに「自分、VTuberを名乗っていないバーチャル一般人なんですけど……」とか一言断ってからじゃないと、遠慮しちゃって話を進められなかったからね! 最近はそれもマシになってきた……というか、周囲の温度感として、「VTuberもアバター勢もクリエイターも変わらんくね?」という雰囲気になりつつあるようにも感じます。これもある種の多様性……?

とはいえ、それこそ影――もとい、“陰”の性質を持っている人間ゆえに、「自分が出しゃばっていいのかしら……」「こんなアイデア、誰も乗っかってくれないだろうな……」などと考えて、いろいろ躊躇しがちな部分はあるので、そのあたりは徐々に改善していきたいところ。SNSでたびたび「VTuberさんにインタビューしたいな……こういう企画もやりたいな……(チラッチラッ」とやってるのは、それです。はい。今後は「インタビューさせてくださいお願いします!!」とこちらからお声がけできるようにがんばります。

そんなこんなで、自分語り含めて結構なボリュームになってしまいましたが、2年目もバーチャルライターのけいろーをよろしくお願いいたします。メディアさんからの執筆のご依頼はもちろんのこと、当サイトでの記事作成のご相談や、企画のご提案などもお待ちしております。おもしろいことや楽しいことには積極的に関わっていきたいので、お気軽にお声がけくださいませ!

この姿を生み出してくれたママにも改めて感謝……!
ママの読み切り漫画、最高なのでよかったら読んでみてください(宣伝)

https://twitter.com/K16writer/status/1713483762464620911
【私のバーチャル生活】けいろー

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