
VRChatで一緒に遊べるフレンドを増やしたいけど、きっかけがない……。みんな、どこでフレンドをつくってるの〜!?
たくさんの人とおしゃべりを楽しめるVRChatですが、「どうやってフレンドを増やすか」で悩んでいる人は少なくないと聞きます。
イベントで仲良くなったり、パブリックで話しかけたり――といった話も聞きますが、どちらもハードルは高め。リアルで例えるなら「街中でいきなり他人に話しかける」ようなものですし、「そんなの無理!」と叫びたくなるのも無理はありません。
そこで提案したいのが、「VRChat自己紹介カード」の活用です。
本記事では、VRChatユーザーのあいだで共有されている自己紹介カードの作り方と、活用方法をまとめました。テンプレートの配布先も掲載していますので、参考にしてみてください。
- VRChat自己紹介カードとは?
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自分のプロフィールを1枚にまとめた自己紹介のための画像です。「#VRChat自己紹介カード」というハッシュタグを付けて、主にX(旧Twitter)で投稿されています。
- どんな役割があるの?
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VRChatの外でのフレンド募集に使われています。趣味やログイン時間が合う人を探せるほか、既存のフレンドに自分のことを知ってもらうきっかけにもなります。
- テンプレートはどこで手に入る?
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定番の「ヒツジ電機」製テンプレートのほか、現在はブラウザ上で簡単に作れる「カードメーカー」や「プロフィールメーカー」も人気です。
- 書き方のコツは?
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自由に書いてOKですが、「ログイン時間」「プレイスタイル」「趣味」「アバター」「写真」は記載するのがおすすめ。必要な情報を盛り込むことで、相性の良い人から見つけてもらいやすくなります。
「VRChat自己紹介カード」とは?


VRChat自己紹介カードとは、その名の通り「VRChatユーザーが自分の情報を伝えるためのプロフィールカード」のこと。
カードに記載する内容はテンプレートによって異なりますが、主に以下のような項目が用意されています。
- プレイ環境(PCVR、デスクトップ、スタンドアロン、iOS)
- ログインしている時間帯
- ステータス説明(例:「緑は合流歓迎、オレンジは作業中」など)
- 趣味・好きなこと
- NG項目
- アバターのアイコン画像
「VRChat用の名刺」と説明されることもありますが、VRChat内で直接手渡すものではありません。性質としては「SNS上で公開するプロフィール帳」に近いものだと言えるでしょう。
なぜ投稿する?自己紹介カードが持つ2つの役割


ところで、この「自己紹介カード」を投稿する文化は、VRChatに限ったものではありません。流行のオンラインゲームなどで同様のハッシュタグを見たことがある、使ったことがある方も多いのではないでしょうか。
では、なぜ多くのユーザーがわざわざカードを作成し、SNSにアップするのか。そこには、大きく分けて2つのカードの役割があると考えられます。
役割①「ミスマッチを防ぐフレンド募集」
ゲーム内でフレンドを増やすのは、意外と難しいもの。せっかく意気投合しても、プレイ時間や遊び方が違えば、次第に疎遠になってしまうことも珍しくありません。
そんな時、自分と相性の良い相手を見つけるための手段になり得るのが、自己紹介カードです。カードを見れば「この人は夜型なんだ」「自分と同じでホラーが苦手なんだ」という情報がひと目でわかるため、ミスマッチを事前に防ぐことができます。
役割②「既存のフレンドに向けた自己紹介」
もうひとつの役割が、すでにフレンドになっている人たちへの情報共有です。
普段は話題にしない趣味や作品、こだわりのアバターを、自己紹介カードに書いておく。すると、次にVRChatで会ったときに、「その作品、実は私も好きで……!」「その衣装って、どのショップで買ったの?」といった話のタネになる可能性があります。
「フレンドになるきっかけ」だけでなく、「もっと仲良くなるきっかけ」にもなる。それも自己紹介カードの魅力です。あくまでも副次的な効果ではありますが、自己紹介カードを作る際にはこのようなポイントも意識してみてはいかがでしょうか。
何を書けばいい?自己紹介カードの書き方のポイント


ここからは、実際の自己紹介カードの書き方のポイントを見ていきましょう。
基本的にはテンプレートに沿って埋めるだけでOKですが 、もしあなたが「たくさんの人に自己紹介カードを見てもらいたい!」「自分と趣味の合う人に届いてほしい!」と考えているのなら、以下の5点は意識して書くようにしてみてください。
ポイント①「VRChatにログインしている時間帯」
趣味が同じ人を探している。
同性のフレンドを増やしたい。
一緒に作業できる仲間が欲しい。
求めるフレンド像もさまざまですが、それ以上に重要なのが「時間」です。
なぜなら、VRChatはリアルタイムの交流を楽しむ場所だから。どれだけ趣味嗜好が近い人であっても、ログインする時間帯が重ならなければ、会うことすら叶いません。
もちろん、「普段はSNS上で写真を見せ合う仲で、VRChatではたまに会う程度」という関係もあります。ただ、「自己紹介カードを使ったフレンド募集」に関して言えば、「普段から一緒に遊べる人」を想定して探している人が多いのではないでしょうか。
この項目が用意されていないテンプレートもありますが、自由記入欄に「自分がログインしている時間帯」を書いている人は以前から大勢いました。一緒に遊べる人を探すのなら、「平日の21時〜24時」「休日は昼間から」などと具体的に記載するようにしましょう。
ポイント②「VRChatのプレイスタイル」


VRChatで普段、何をして過ごしているか。
どのような遊び方をしているか。
「VRChatのプレイスタイル」も、自己紹介カードでは見られやすいポイントのひとつ。なぜなら、「VRChatで遊ぶ」と言っても、そこでの過ごし方は十人十色だからです。
チルワールドで毎晩おしゃべりをして過ごす人。
好きな服を着せて写真撮影を楽しむ人。
新しい謎解きワールドに日々挑戦している人。
あちらこちらのイベントを巡っている人。
同じ「VRChat」をプレイしていても、遊び方は人によってまったく異なります。
プレイスタイルの不一致を避けるためにも、自己紹介カードには、普段の自分の「遊び方」を書いておきましょう。 同じような遊び方・過ごし方をしていれば、「今度一緒に行きませんか?」という誘い文句も生まれやすくなります。
- チルワで毎晩おしゃべりしながら過ごしています
- 【ゆるぼ】謎解き仲間
- ホラーワールド大好き!おすすめホラワ教えてください
- 改変作業多め。一緒に作業しませんか?
VRChatの遊び方は非常に多岐にわたるため、「ユーザーがそれぞれまったく別のゲームをプレイしている」と言っても過言ではありません。極端な例ではありますが、たとえば以下のようなケースも考えられます。



新しくできたフレンドさんがホラー好きで、毎日のようにホラーワールドに行ってるみたいなんだけど……自分はホラーが苦手だから、なかなか会いに行けなくて申し訳ない……。
「ホラワに行っていないタイミングで一緒に遊べばいい」と考えることもできますが、お互いに気を遣ってしまう場面もあるはず。プレイスタイルの不一致によって疎遠になってしまう関係性は、VRChatにおいては珍しくありません。
とはいえ、「いろいろなタイプのフレンドがいれば、VRChatの楽しみ方も広がっていいよね!」という見方もありますし、実際その通りではあります。なので、自己紹介カードの作成にあたっては「プレイスタイルの不一致を避ける」のではなく、「自分と似た遊び方をしている人に興味を持ってもらえるような情報を盛り込む」ことを意識してみてください。
ポイント③「一歩踏み込んだ“趣味”」
知り合ったばかりの相手と仲良くなるための話題にもいろいろありますが、やはり「趣味」の話は鉄板です。
ただし、「趣味」の書き方もさまざま。読書、音楽、アニメ、映画鑑賞、アイドル――と端的に書くだけでもOKですが、具体的な作品名やアーティスト名を書くのがコツです。
共通のコンテンツが好きだとわかれば、初対面の際の緊張も一気に解けるはず。好きなものがピンポイントで一致すれば、きっと話も盛り上がることでしょう。
一方で、逆に「知らない趣味」を仲良くなる取っ掛かりにする方法もあります。ニッチな趣味は、それ自体が「なにそれ!?」と興味を持ってもらえるフックになる。マイナーだからといって遠慮せず、自己紹介カードの目立つところに書いておきましょう。
ポイント④「使っているアバター」


VRChatにおいて「趣味」と同レベルで定番の話題といえば、「アバター」の話です。
たとえ同じアバターを使っていたとしても、着せ替えるだけで個性が生まれる。ユーザーの大多数が、自分好みの改変を楽しんでいる。それが、VRChatにおける「アバター」です。
「そのアバターって、〇〇?」
「その衣装ってあのショップのやつだよね!」
「知らない髪型だ! どこで買ったの?」
このような会話は日常的に耳にしますし、同じアバターを使っている人が集まる「〇〇集会」はもう何年も前から定番のイベントです。会話デッキとしては「天気の話」レベルと言っても過言ではないでしょう。
その人の好みが反映される「ファッション」の一種であると同時に、会話の取っ掛かりにもなる。そんなアバターの話やこだわりを、自己紹介カードに書かない手はありません。
ポイント⑤「写真」
自己紹介カードにおいて、ビジュアルで自分をアピールできる数少ない手段が、「写真」です。
定番のテンプレートには正方形のアイコン画像を挿入する箇所があるほか、写真を何枚も載せられるカードメーカーもあります。普段遣いのアバターがいくつもある人は、複数枚の掲載に対応したテンプレートを利用しましょう。
大きく掲載されるメインの写真に関しては、最も頻繁に使っているメインアバターの顔写真がおすすめ。「これが私です!」と強く印象付ける効果が期待できます。SNSのアイコンやVRChat上のサムネイルとも一致させておくと、さらに覚えてもらいやすくなります。
基本的には「メインアバターの顔写真のアップ」を載せておけばOKですが、もう一歩踏み込んで、アバターの「表情」までこだわってみるのも良いかもしれません。
たとえば、「憂いを帯びた表情の横顔」なら「落ち着きのある人」、「『>_<』の顔のどアップ」なら「コミカルな人」というように、表情ひとつとっても、見た人が受ける印象は大きく異なります。
表情以外にも、画角や色合い、化粧やアクセサリーなどを変えるだけでも、写真から受けるイメージは大なり小なり変わるもの。ご自身のキャラクター性をそれとなく伝えたい人は、このような切り口でも「写真」にこだわってみてはいかがでしょうか。
どこで手に入る?自己紹介カードの定番テンプレート
ハッシュタグ「#VRChat自己紹介カード」を付けてSNS上に投稿されている画像の大多数は、既存のテンプレートを使って制作されたものです。
中でも使っている人が多いテンプレートとしては、以下の3つが挙げられます。デザインだけでなく、編集項目にもそれぞれ違いがあるので、お好みのものを選んで使ってみてください。
① ヒツジ電機「VRChat用自己紹介カード」


BOOTHショップ「ヒツジ電機」で公開されている、自己紹介カードのテンプレート。
2022年7月の公開以降、現在に至るまで使われている定番のテンプレートです。「VRChat自己紹介カード」といえば、これを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
4種類のカラーバリエーションがあり、背景に写真や画像を差し込める透過版も用意されています。
- プロフィール画像
- 名前
- 性別
- 使用環境(PCVR / Quest / Desktop)
- VRChat ID
- X(Twitter)ID
- Discord ID
- 言語
- マイク(ON / OFF)
- ステータス
- フレンド申請の可否
- 大丈夫なこと
- いやなこと
- 自己紹介テキスト
② VRChat自己紹介カードメーカー


個人開発者のよたさんが2025年4月に公開した、ブラウザ上で動作するカードメーカー。
用意されている項目に必要な情報を入力していくだけで、簡単に自己紹介カードが作れます。
デザインも豊富で、背景は10色+グラデーション5色+画像5種類の中から選べるほか、フォントも6種類用意。カスタマイズ性の高いメーカーとなっています。
編集項目はヒツジ電機さんのテンプレートを踏襲していますが、3枚まで写真を掲載できる「ギャラリー」が設けられているのが特徴です。完成したカードは画像として保存でき、そのままXに投稿することもできます。
#VRChat自己紹介カード の文化が良いなと思ったので、Web上で簡単に作成できるようにしてみました🫡
— よた (@yota3d) April 30, 2025
手書きの良さもあると思いますが、サンプル画像みたいにカスタマイズして作れるようにしてみたので、VRChatやってる方はぜひ使ってみてください〜!
こちら → https://t.co/qQwZEmkHet pic.twitter.com/XnyhAkvpTC
- プロフィール画像
- 名前
- 性別
- 使用環境(PCVR / Quest / Desktop)
- 使用言語
- マイクON率
- VRChat ID
- X(Twitter)ID
- Discord ID
- ステータスの説明
- フレンド申請ポリシー
- OKなこと
- NGなこと
- 自己紹介テキスト
- ギャラリー画像(3枚まで)
③ VRChatプロフィールメーカー | Profile Card Generator for VRChat


Larukaさんが2026年1月に公開した、プロフィールカードジェネレーター。
デザイン性の高さは言わずもがな、プロフィール項目を細かく設定できるカスタマイズ性の高さも魅力です。
「Kawaii」「Cyber」「Neon」など8種類のデザインテーマが用意されており、背景のグラデーションはカラーコードを指定することも可能。レイアウトも横型と縦型が用意されています。フォントは30種類以上から指定でき、文字サイズも変更可能です。
公開当初から話題になっていたサービスですが、その後たびたびアップデートされているのもポイント。5種類だったデザインテーマが8種類になり、デザインを保存して使えるテンプレート機能が実装されたりと、ユーザーの使いやすさを考慮した改良が重ねられています。
VRChat向けのプロフィールカード(Profile Card)を
— Laruka (@illu_vr) January 6, 2026
作れるサイトを公開しました~
✅縦/横レイアウト, テーマいろいろ
💓日本語 / EN / 한국어 / 中文
→ https://t.co/5IHJAyJkla
※スマホはちょっと重たいのでPC推奨🖥️
新年の自己紹介とか暇つぶしにつかってみてね🐈⬛#VRChat自己紹介カード #VRChat pic.twitter.com/cnB6jaiMul
- 名前
- 肩書き
- 自己紹介テキスト
- TRUST RANK
- グループバナー
- 使用言語
- 性別
- 年齢区分(18歳未満 / 18+ / 非公開 / 自由入力)
- コミュニケーション(マイクオン / 筆談 / チャット)
- プレイ環境(PCVR(フルトラッキング) / PCVR(3点)トラッキング / デスクトップ / スタンドアロン(Quest) / その他)
- ステータス
- 活動時間(平日・休日)
- X(Twitter) ID
- VRChat ディスプレイネーム
- 好き・嫌い
- タグ
- 画像素材(メイン1枚+サブ最大4枚)
余談:オリジナルの自己紹介カードってどうなの?
ところで、本記事では既存のテンプレートを紹介していますが、自分でカードをデザインして作る方法も当然あります。ただ、「オリジナルだから拡散されやすい」かといえば、実はそうとも限りません。
なぜなら、オリジナルは唯一無二であるがゆえに、「カードのどこに何の項目が書かれているのかが、ひと目ではわからない」から。
実際に「#VRChat自己紹介カード」のタグで検索してみると、目に入るのは定番のテンプレートばかり。しばらく見ているうちに「カードのどの部分に、何の項目があるか」を瞬時に判別できるようになりますが、見慣れないデザインのカードはパッと見て情報を把握しにくく、クリックされにくい可能性があります。
見方を変えれば「オリジナルゆえに目立つ」というメリットでもありますが、「見慣れたテンプレートを選ぶ」ことの強みもある、というわけです。双方に良し悪しがあるので、どちらを選ぶかはお好みで。「両方作ってみる」のもひとつの手です。
まとめ
長々と説明してきましたが、自己紹介カードはあくまでも気軽にフレンドを探すためのツールに過ぎません。書き方のルールが決まっているわけではありませんし、プロフィール帳を書くように自由に作ってみてください。
とはいえ、「いざ書こうとすると、どうやって書けばいいのかわからない……」という人もいるかもしれません。その場合は「#VRChat自己紹介カード」で検索してみて、どのようなカードが投稿されているのかをチェックしてみましょう。
テキスト欄を埋め尽くす勢いで書き込む人もいれば、こだわりの写真でアピールする人もいます。
絵を描いたり、ネタに振り切ったり、動画にしてみたりと、カード作りは十人十色。自分なりの「VRChatでの姿」を、1枚のカードの上で表現してみましょう。
あなたのカードをタイムラインで目にする日を、1人のVRChatterとして楽しみにしています。


