バーチャルシンガーソングライター「メトロミュー」

“距離がちょっとわからないの”

メトロミューさん曰く「クリームソーダみたいでおいしそう」な惑星・スパーク。

エメラルドグリーンの広がる惑星で見つけたのは、不思議な音を響かせる“サイダーストーン”だった。

スパークで見つけた音を集めて完成したのが、彼女の1stシングル『めろめろグルーヴ』。

右から左から、時折聞こえてくる不思議な音色は、空間を漂いながら互いに共鳴し合っているかのよう。心地よくもどこか切ないポップチューン。

“世界がぜんぶ輝くの なんで なんで？”

ティクリングの次に向かったのは、“密かな願い”が行き来する惑星・ウィスパー。

流星群を通り抜けるエクレアドライブのもとに届いたのは、たくさんの人の“密かな願い”だった。

3rdシングル『プラズマ』は、そんなどこかの誰かの“密かな願い”が垣間見える楽曲。

メトロミューさんの楽曲としては比較的アップテンポで、MVの彼女にあわせて体を動かしたくなるほど。早口のウィスパーボイスで紡がれる言葉の数々に、いつまでも浸っていたくなる。

“本当の自分だったら 誰も止められないでしょ？”

もう使われなくなった小さな人工惑星・メディウムで年を越したメトロミューさん。

フロッピーディスクにそっくりなその星では、「なつかしい音が聞こえてきた」のだとか。

そんなメディウムで完成した、5thシングル『都市伝説』。

過去に活躍した機器が登場するMVに、ノスタルジックな歌詞演出。耳に心地よいエレクトロサウンドと、テンポよく軽快なメロディ。それらの合間を駆け抜けるように響く、メトロミューさんのウィスパーボイス。

複数の要素が混ざり合ったこの楽曲には、いつまでも聞いていたくなる中毒性があった。