オペラ系大正浪漫中性アイドルVTuber。
その名乗りのとおり、オペラも歌いこなす尋常ならざる歌唱力の持ち主。和洋折衷のオリジナル曲『ト或ル喫茶ノ御伽噺』でその一端を垣間見ることができる。
――今回はゲストである夕影ミコトさんに、テーマを用意していただいております。今日ご紹介いただくのは……何でしょうか?
夕影ミコト:今回ご紹介するのは……こちら!
『ウマ娘 シンデレラグレイ』〜〜〜!!
いえええええええい!!!
いえええええええい!!!
『ウマ娘』の沼に落ちたのは、リスナーさんに勧められたから
――というわけで紹介いただきましたけれども! ウマ娘……今、めちゃくちゃ流行ってますよね?
夕影ミコト:そう、流行ってますね。僕も最初から流行りに乗れていたわけではないんですけれども、途中からこう……普通に沼に落ちました。
――沼に落ちたきっかけは、アプリですか?
夕影ミコト:そうですね。もともとリスナーさんがハマってて、Twitterのタイムラインもみんなウマウマウマウマ言ってるから、なんか……「流行ってるんだなぁ〜」くらいには思ってたんですけど。
リスナーさんがみんなコメントで、マスター……そう、あの僕、「マスター」って呼ばれてるんですけど。
「マスターもウマ娘やろうよ!」「とりあえずアプリをやろうよ!」「もうアプリはやらなくてもいいからとりあえずオープニングを見てくれ! 話はそれからだ!」みたいな、もうなんか……すごくて! 押しが!(笑)
――圧が強い!(笑)
夕影ミコト:でも僕、おすすめされたら、ハードルが高くなければ基本的にやっちゃう人間なので。
特にソーシャルゲームとかは、勧められたら勧められただけやっちゃうので。もちろん、全部にハマるわけではないんだけれども、ウマ娘はまず「リセマラの配信をやってみようか」みたいな、「じゃあちょっとやってみよう!」って軽い気持ちで始めて。
――はい。
夕影ミコト:で、そもそもオープニングが、
「……え? かわいい」
「……え!? かわいい!!」
夕影ミコト:……しか言えなくなって、もうスーパーかわいいbotと化してしまったのだけれども。
ただ、リセマラをするには僕のパソコンスペックが足りなさすぎて……もう、カックカク! カックカクで!!
――そういえば、カクカク状態でやってましたね(笑)
夕影ミコト:そう、正直もう「カックカクすぎて爆笑する」みたいなよくわかんない時間になっちゃったんだけど。
でもその後ね、ちゃんと軽いほうで、スマートフォンのほうでやってみて、みんなにちゃんと「これでいい!?」「リセマラ、これで終わっていい!?」みたいなのを確認しながら、無事始めることと相成りまして。
――はい。
夕影ミコト:で、かわいい娘もたくさんいるし、「マスター、どれが好き!?」みたいな話をリスナーさんとしながら、ズブズブズブズブとハマっていって。
元ネタも調べ出し、マンガのほうへ飛び、
「おめでとう!『シンデレラグレイ』の沼へと行き着いた!」
夕影ミコト:みたいになっているよね、うん。単行本収録だけじゃなくて、普通に連載のほうを読んでます。
――マジすか!? じゃあ最新号をちゃんと追いかけている、と。
夕影ミコト:うん、追いかけてる。読んでる。もう……耐えられなくて。耐えられなくて! 3巻終わりが、耐えられなくて!! 我慢ができなかった!
白黒のマンガならではの表現がすごい『シンデレラグレイ』
――なるほど……! でもそうですよね、『シンデレラグレイ』って『ウマ娘』のメディアミックス作品であることを抜きにしても、「マンガ」としてすごく注目を集めていますよね。
夕影ミコト:いやぁ! いい! マンガがね!
もちろんその、絵もすごくいいし、構成もすごくいいし、キャラクターもすごくよく昇華されているし、何より「スポ根」の要素……ただかわいいウマ娘たちがキャッキャしてるだけではなく、こう……「アイツには負けないぞ」「コイツには勝つぞ」という、鬼気迫る姿がね。その「絵」としての表現がすごい。迫力がすごいですね。
――『ウマ娘』というコンテンツ自体、アニメもゲームも割とスポ根系といえばスポ根系なのかな、っていう印象はあったんですけれど。コミックとして出てきた『シンデレラグレイ』って、スポ根であると同時に、軽く「バトル」要素入ってません?
夕影ミコト:うん! わかるわかるわかる!
そう、バトル。もう『BLEACH』並みのね! もう相手を殺すんじゃないかと思えるくらいの、白黒だからこその迫力というか。
アニメやゲームと色彩が美しくて、作画とか3Dとかの技術もすばらしいけれど、コミック――白黒のマンガならではの、影の使い方とか、汗であったりだとか、顔の影とか、走るところの線の多さというか、想像を掻き立てるような、あの表現がね……すばらしい。本当にすごい。
――白黒ならではの泥臭さのようなものが、作品にすごく合ってるように感じました。あと「泥臭さ」といえば、そもそも作中のカサマツ編は泥、というかダートを駆け抜けていくわけですもんね。
夕影ミコト:そうだね。ダートを駆け抜けてるし、そもそもカサマツの「灰かぶりウマ娘」が中央に挑戦していくという、オグリキャップのもともとの史実に基づいているわけですけれども。
そのね、泥臭さから這い上がっていく感じっていうのがね……いやあ……。
――はい。
……よい。
(……急に語彙力がしんだ!)
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