VTuberのポニテをモチーフにした“そうめん”を食べて、暑い夏を乗り切ろう!Nero X’Fire「しきかんのポニーテール」実食レポート

第一印象は「バームクーヘン」でした。というのも、最初にご連絡を頂戴したときに画像が先に目に入ってしまい、その色合いを見て「おっ! この色とこの形状は……縦長のバームクーヘンかな?」と早合点したからです。

ところがどっこい。

蓋を開けてみたら、そうめんでした。
しかも、ポニーテールでした。

――な、何を言ってるかわからねーと思うが、これがありのまま起こったことです。VTuberさんから「そうめん発送しました!」の連絡をいただくのは、おそらくこれが最初で最後になることでしょう。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

目次

夏を乗り切る元気をもらえる、「とぅるとぅる」の二重奏

さて、そんな前置きはほどほどに、肝心のそうめんでございます。みなさんは「髪の毛をモチーフにしたそうめん」と聞いて、どのような印象を持ちますか?

初めて聞いた時こそ「髪の毛を!? そうめんに!?」とおののいた僕ですが、冷静になって考えてみると、どちらも「細くて長い」という類似性があります。うどんよりは互いに近しい存在であり、しかもこれからの季節にぴったり。そのように考えてみたら……どうでしょう。「ほな、ありかもしれんなぁ……」と思えてきたのではないでしょうか。思えてきましたよね? はい。僕は冷静です。

しかし、それだけではございません。髪の毛とそうめん、似通っているようでいて、まったく別物であるはずの両者には、実はもう一点、無視できない共通点があるのです。

それが、「とぅるとぅる」です。

麺を啜る音と言えば、「つるつる」や「ちゅるちゅる」が定番。ですが、その中間のような「とぅるとぅる」という表現も、決してなくはありません。そして髪の毛に関しても、ツヤのある整ったロングヘアを指して、「とぅるとぅる」と表現することがあります。

そう、この「しきかんのポニーテール」の魅力は、そこにあります。指揮官ことネロクロスファイア氏のとぅるとぅるなポニテを、とぅるとぅるなそうめんとして味わうことができる。

たとえ最高ランクのそうめんであっても、このような「とぅるとぅる」を演出することはできません。なぜなら、それは髪の毛ではないから。こだわりの素材で作られたそうめんに、とぅるとぅるヘアーの持ち主である「ネロクロスファイア」という要素を掛け合わせることによって、唯一無二の「とぅるとぅる」を具現化している。

それがこの、「しきかんのポニーテール」なのです!1

1食分(100g)を茹でました。

とはいえ、そうめんはどこまで行ってもそうめん。正直に申しますと、最初は「どないなもんじゃろ……」と思っていました。ですが、一口啜ってみて……あらびっくり! ほのかに香る爽やかな風味は、間違いなく柚子のそれではありませんか! うるさすぎず静かすぎず、素人の舌でも「柚子」だとわかる、柑橘系の香りと味わいが感じられます。

そのまま食べてもおいしいのですが、薬味を加えてみるのもありなのでは……? そう思って試してみたところ、ありよりのあり――いえ、ありありのありでした。自分が試してみたのは、「ゴマ」「青じそ」の2点セット。これらをパラパラと振りかけて食べてみたのですが……いやはや、大正解でございました。

ゴマの風味が加わることで、とぅるとぅると啜りながら感じられる柚子の爽やかさの中に、ちょっとした香ばしさを演出。さらにさらに、個人的におすすめしたいのが青じそです。

青じそ特有の苦味の十字砲火によって口の中が支配される瞬間も当然あるのですが、問題はその後。苦味が口の中を駆け抜けていった後に、柑橘系の柚子ならではの甘みの混ざった爽やかさな風味が、鼻腔をスーッと吹き抜けていく。苦味がエッセンスとして加わることで、麺に練り込まれた柚子果汁の香りと爽やかさを、より強く感じることができるわけです。

味わい深い“つゆ”と一緒に、そうめんの味を引き立ててくれるナイスバディ。それが、僕にとっての青じそでした。――嗚呼、素晴らしきかな。麺とつゆ、ゴマと青じそが奏でるシンフォニー!

今年も暑くなるだろう「夏」という戦場を、その爽やかさと鮮やかさで共に駆け抜けてくれる、とぅるとぅるなポニーテール。今年最初の「夏」を感じる、素敵な食体験ともなりました。

ありがとう、指揮官とポニーテール。
口いっぱいの夏を、ごちそうさまでした。

  1. 「とぅるとぅる」か「ちゅるちゅる」かには諸説あります(参考ポスト)。 ↩︎
このポニーテールの持ち主
Nero X’Fire

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