予想外のコラボでマジ泣きした「hololive 3rd fes. Link Your Wish」DAY1 感想&セットリスト

目次

【海外組】3Dモデル初披露!ついに全体ライブに登場

15. REFLECT / がうる・ぐら🔱

満を持してステージ上に現れたのは、ホロライブEnglishのがうる・ぐらさん! 初お披露目となる3Dモデルの姿で、おなじみの「どうもー、サメですー!」の挨拶とともに登場。歌うのは、オリジナル曲『REFLECT』

彼女たち海外組が、ホロライブの全体ライブのステージに立つ日を心待ちにしていたファンは多いはず。ついに訪れたその瞬間に興奮し、またそのちっちゃくて愛らしい姿を見て、当然のように爆速で流れるコメント欄。と同時に、Twitterでも海外ファンの絶叫ツイートが多数流れてきていた。さすがのサメちゃんパワーである。

途中からは周囲を漂う「泡」のAR演出も加わり、まるで海中のようになったステージ。その幻想的な空間を行き来する彼女から発せられる、儚くきれいな歌声。

空間と歌声が織りなす雰囲気にあっという間に飲み込まれ、思わずその歌声に聴き入ってしまった……のだけれど、それでも、スクリーンショットを連写せずにはいられなかった。だって、kawaiiんだもの。こうして並べてみると、表情も結構細かく変わっていることがわかりますね。よき……よき……。

16. ふしぎ・プルプル・プルリン・リン! / ワトソン・アメリア🔎

かわいいながらカッコよさも見せつけてきたサメちゃんに対して、kawaiiの盛り合わせで殴りかかってきたのが、ワトソン・アメリアさん。ビジュアルと表情のかわいさのみならず、選曲までかわいい。

歌ったのは、アニメ『N・H・Kにようこそ』の挿入歌、『ふしぎ・プルプル・プルリン・リン!』。配信で見ていて「なにゆえ!?」と驚いたのだけれど、デビュー配信などでたびたび歌っているお気に入りの曲なんですね…… !

改めて書くことではないし、VTuberに対して「かわいい」という評価は当たり前すぎるかもしれませんが、それでも書かせてほしい。

とにかくかわいい。めちゃんこかわいい。すべての語彙を尽くして「kawaii」と言いたい。振り付けも細かい動きが愛らしくて、動くたびに揺れる聴診器に目を奪われていた。あと振り付けといえば、特に「🙆‍♀️」のポーズが好き。

17. VIOLET / 一伊那尓栖🐙

ホロライブEnglishから登場した3人目は、一伊那尓栖さん。オリジナル曲『VIOLET』を、晴れ舞台で高らかに歌い上げた。

透きとおるようにクリアで美しい歌声に、曲調も相まって、この日一番の癒やし成分を摂取できたステージだったように思う。圧倒的な浄化力。現地で聴いていたら成仏していたかもしれない。だって、あまりにもきれいな声で、しかも笑顔が素敵すぎるんだもの。

そう、3Dモデルの完成度が尋常じゃないのだ。黒星紅白先生のデザインを忠実に再現しており、華奢な全身も、目元をはじめとする表情とその変化も、細部に至るまで繊細さを感じられる。

イナちゃんに限らず、「歌うのが1曲だけというのはもったいなすぎる……!」と思いつつ、でも初披露となる3Dモデルが立て続けに登場したことで、その情報量に嬉しい悲鳴をあげていた部分もあったので、ちょうど良いといえば良かったのかもしれない。海外組のオンラインライブ……見たくない……?

18. High Tide / ムーナ・ホシノヴァ🔮

4人目はホロライブインドネシアから、ムーナ・ホシノヴァさん。とてつもなくパワフルな彼女のステージに、撃ち抜かれたような気持ちになった人も多かったんじゃなかろうか。自分もその1人です。

披露したのは、オリジナル曲『High Tide』。MVではアニメーションが印象的だったけれど、彼女自身がステージで歌って踊ると、これほどにもイメージが変わるのかと驚かされた。海外のトップモデルによるダンスパフォーマンスかと思った。

しなやかで妖艶、そしてそれ以上の力強さに圧倒される。「しなやかで力強いダンス」というだけでも素人目にはすごいのだけれど、しかもそれを「3Dモデルの姿で踊っている」ことに驚きを禁じえない。というか、パワフルながら動きが自然すぎて、3Dということもしばらく忘れていたレベル。

先ほども書いたように、もっともっと彼女の、彼女たちのパフォーマンスを見てみたい。そう強く思わされずにはいられない、最高のステージとお披露目だった。今後、彼女たちが3Dモデルで活動すると考えると、ワクワクせずにはいられない……!

【後半】エモーショナル&パッションでラストまで駆け抜ける

19. 太陽系デスコ / さくらみこ🌸×戌神ころね🥐

怒涛の海外組パートが終わり、謎の決めポーズで登場したのはみっころね

このコンビのMCで一息つけるわけもなく、ペンライトを振るようにテンション高く会場へと呼びかける2人。そして唐突に始まる「みっころね列車」。

――あの伝説のみっころね列車を、幕張メッセで!?(?)
みこち「やったことないんだけど」

MCを終え、改めてステージ上に降り立った2人が歌うのは、『太陽系デスコ』

普段の掛け合いもだけれど、みっころねといえば歌声の相性も最高なんすよね……! 元気いっぱいな2人のダンスに感化され、コメント欄のテンションも急上昇。すばらしい一体感で掛け声が流れており、フロアでも2色のサイリウムがきらめく、眩しく楽しいステージだった。

20. ほめのび / 白銀ノエル⚔️

ついに20曲目! 再登場した白銀ノエル団長が歌うのは、2021年9月にリリースされた初のオリジナル曲『ほめのび』。ゆるふわノエちゃんタイムの開幕だ!

「すごい!」「えらい!」「かわいい!」の褒めコメントがすごい勢いで流れるなか、ゆるゆるな音楽とふわふわな歌声に脳がとろけていく。たすかる。

あとになって振り返ってみると、全体を通してテンポの速い曲が多いセットリストだった1日目。そんななか、この団長のゆるふわ空間は貴重な癒やしパートになっていたように思う。いつもの2割増しであまあまふわふわだった。ありがたやありがたや……。

21. Infinity / 赤井はあと❤️

次にステージに姿を現したのは、はあちゃま――もとい、赤井はあとさん。歌ったのは、2ndオリジナルソング『Infinity』

彼女の活動3周年のタイミングで投稿された、曰く“大切な誰かのために歌”った歌。ゆるふわ空間から一転、淡々と紡がれる言葉とエモーショナルなメロディに、一瞬にして会場中が飲まれてしまったかのように映った。

実際、配信の映像を見ていたかぎりでも、引き込まれるような感覚があってドキドキさせられた。画面越しですらそうだったので、現地の空気感はおそらくそれ以上だったのでは……?

間奏では会場に向かって語りかけていた“彼女”の感謝の言葉に――それ自体はシンプルなメッセージでありながら、それゆえに――いろいろと感じる部分があった人も多かったんじゃないだろうか。最後、背を向けて退場する際のその背中が、なんだか儚く美しく映った。

22. born to be real / 常闇トワ👾

22曲目は、常闇トワ様の最新曲『born to be real』。最初の第一声でガッと心を掴まれる、ガッチガチのロックナンバー。

つい先日に1st EP『Scream』をリリースしたばかりということもあり、その収録曲の中からソロ曲を歌うんじゃないか……と期待していた結果がこれ! アルバムの中でも疾走感マシマシの、ライブ映えする曲を引っさげての登場となった。

生バンドの真骨頂発揮と言わんばかりにかき鳴らされるギターサウンドに、どこまでも響きそうなほどパワフルなトワ様の歌声。現地で聴いたらどれだけの音圧とパワーが感じられたのか……! 気になる……!

力強さといえば、多くの人の記憶に残っただろう、あのキック! 「堪んねえな」のがなり声とともに繰り出される蹴りを見て、それこそ「たまんねえな!」と感じた人もいることでしょう。実際たまらんです。はい。いやあ……最高にカッコよかった……!

23. モザイクロール (Reloaded) / AZKi⚒️×天音かなた💫

続いて登場したのは、前半にソロパートを終えていたAZKiさん&天音かなたさんの2人。歌ったのは、『モザイクロール (Reloaded)』

2020年9月の歌ってみたコラボでは『三つ葉の結びめ』を、2021年の誕生日ライブでは『世界五分前仮説』をデュエットで歌うなど、ちょくちょく絡みのあった2人。今回も息の合った歌唱で会場を盛り上げていた。

歌唱は言わずもがな、足並みの揃った振り付けも見どころ。緩急と対称性のある2人の動きに加えて、あずきちの黒い衣裳がかなたんの白のアイドル衣装と対称的で、視覚的にも映えるステージになっていた。

そして歌い終わったあと、MCパートに入ってからの切り替えとテンポ感も楽しい。声を出せない観客の感想を代弁するかのようなコメントがスラスラと口から出てくるかなたんのトークを聞いて、オタク天使としての本領発揮っぷりに腕組みうんうん頷きまくっていた。それな。

24. ぷ・れ・あ・で・す! / 大空スバル🚑

ライブもいよいよ終盤。24曲目は大空スバルさんのソロ曲『ぷ・れ・あ・で・す!』

ステージに立つやいなや「みんな〜〜〜! まだまだ疲れて……ないよな〜〜〜!?」と大声で客席へと呼びかけ、元気いっぱいにシング&ダンス。その声に答えるように、場内のサイリウムの数々が高く大きく振られていた。

特筆すべきは、やはりあのエネルギッシュかつキレッキレのダンスでしょう! 「歌いながらそんな激しく動いちゃう!?」というくらいに飛び回っており、振り付けのひとつひとつが遠目にもわかるほどにキレが良い。

あまりにも元気いっぱいにぴょんぴょんゆらゆら飛び跳ねるものだから、どれだけスクリーンショットを連写してもブレてしまうくらい。全身のみならず指先の表現までキレッキレで、とにかく見ていて楽しいステージだった。いっぱいの元気をありがとう!

25. HiHiハイテンション! / 夏色まつり🏮

スバルちゃんからのまつりちゃんという、ハイパーパッションタイムが続く終盤戦。「最後までノンストップで盛り上がってくれーッ!」という強い意思を感じるセトリである。……やってやろうじゃん!

夏色まつりさんが歌ったのは、2021年夏リリースの『HiHiハイテンション!』。読んで字のごとく、テンションMAXで踊り明かせるキュートなポップソング。スバルちゃんに負けないくらいの歌とダンスで魅せてくれた。

大きな動きとキレの良さに目を奪われる一方で、まつりちゃんのダンスの魅力はその緩急。個々の振り付けを完璧にこなし、全身を大ぶりに動かしつつも、止まるところではピタッと止まっているのがすごい。

体幹がしっかりしているのか、いわゆる「決めポーズ」をきれいにぴたりと決めているので、激しい動きとはまた別の魅力がある。しかもそのポーズがまた彼女らしく、「かわいい」に全振りしているのもたまらないのよね……。きゃわわ……。

26. Stellar Stellar / 星街すいせい☄️

「すいちゃんは今日もかわいい!」とコメントする隙もなく、「だって僕は星だから」の第一声と共に現れた星街すいせいさん。1日目のソロパートとしては、トリとしての登場になる。

2021年9月リリースの1stアルバムの表題曲であり、彼女の代表曲のひとつにも数えられる『Stellar Stellar』。この曲を、すいちゃんの歌声を、幕張メッセという大きな会場で、生バンドの演奏で聴ける現地組が、うらやましくて仕方ない。そのくらい、圧倒的な歌唱だった。

オリコンやBillboard JAPANなどのランキングで1位を獲得し、10月にはソロライブも実施。バーチャルにとどまらないアーティストとして羽ばたきつつある彼女のステージは、「圧巻」の一言。

とてつもないサビの爆発力と、気持ち良すぎるロングトーン。感情表現でぶん殴られるかのような勢いの歌声に、思わず背筋を伸ばして聴き入ってしまった。もう何十回、いや、100回以上は間違いなく聴いている大好きな曲なのに、尋常じゃない充実感を得られてしまった。ありがとう……ありがとう……。

27. GHOST / 星街すいせい☄️×常闇トワ👾

『Stellar Stellar』を聴き、「もうこれ以上は何もいらない……まんぞく……」と昇天しそうになっていたところ、スクリーンに流れる「Next Artist」の映像。映し出されたのは、星街すいせいさんと常闇トワ様。

「……えっ、さらに何かあるんですか!?」と驚く暇があったのも一瞬のこと。2人がステージ上に現れると同時に聞こえてきたイントロの、その最初の一音で椅子から崩れ落ちた。

すいちゃん&トワ様のデュエットで!?
『GHOST』を歌うんですか!?!?

開演から約2時間半、「声を出しての応援はご遠慮ください」のルールをほぼしっかりと遵守してきた客席から、配信にのるほどのどよめきが聞こえてきたのもよくわかる。そりゃあだって、こんな最高のサプライズコラボ、何の準備もなしに聞かされたら、思わず声も漏れるってもんっすよ……。

トワ様の第一声、「葛藤も知らない――」の時点でもう「グワーーーーーーーーーーーッ!!!!」って叫びそうになってたし、というかそういえば生バンド演奏なのもやっぱり嬉しすぎるし……なんて目を白黒させつつ歌声と音楽に浸っていた結果、サビに突入した瞬間に白目をむいて死んだ。……じゃなかった、泣いた。マジ泣きした。

配信で聴いていて、かえって良かったのかもしれない。もし現地の、ライブ会場の音圧でこんなのが耳に入っていたら、まず間違いなく号泣していたから。これまでの経験上、おそらく嗚咽するレベルで感情が天元突破していたと思う。最後の最後、最高にして至高のコラボレーションを、本当にありがとう。

28. Prism Melody / hololive IDOL PROJECT

ライブの締めくくりは、全員で歌う『Prism Melody』。今回の3rd fes.のために書き下ろされた新しい全体曲であり、このライブが初披露の場となる。

ライブ冒頭で『Shiny Smily Story』を歌ったときと同じように、上下に分かれたステージ上にはこの日の出演者である(海外組を除く)メンバー全員が登場。しかもアイドル衣装ではなく、グッズとしても販売されているライブTシャツを着用しての再登場。まさに「音楽ライブのラスト」にふさわしい演出が施されていた。ニクいね!

既存の全体曲の流れをくむ王道アイドルソングであると同時に、これまで以上に「未来」にフォーカスした前向きな歌詞が印象的な、『Prism Melody』。

この曲では、ファンや仲間と一緒に歩んでいくことを歌っていた『Shiny Smily Story』をはじめとするこれまでの曲に対して、サビで「連れていくよ」と歌っている。ただ“つながる”だけではなく、周囲を引っ張ってさらにさらに前へと進んでいこうという意思の強さを感じられる、そんな締めくくりだった。

3度目の全体ライブと3つの挑戦、そして高まる「次」への期待

約3時間にも及んだ、『hololive 3rd fes. Link Your Wish』DAY1

終演後は大きな満足感に満たされていたのも束の間、「そういえば2日目もあるんだった!」と思い出して震えた覚えがある。それは「このボリュームの音楽ライブを明日も楽しめる」という嬉しさと期待がこもった武者震いと、「これだけ大人数が出演するライブを明日もやっちゃうんですか!?」という驚きと畏敬の念がこみ上げてきたがゆえの震え。

結論から言えば、「2日間にわたってトラブルらしいトラブルもなくやりきった」という、マジですごいことをやってのけた本イベント。運営さんにスタッフさん、イベントとライブに関わったすべての人に万感の感謝を込めて「お疲れさまっしたァ!!」と頭を下げたい。本当にお疲れさまでした……! 最高のイベントをありがとうございました!

今回、改めてライブを振り返っていて思い出したのが、イベント公式サイトの「INTRO」のページに書かれていた「3つの挑戦」について。3度目となる全体ライブに際して公式から表明されていた、3つの新しい試み。振り返ってみると、2日間でそのすべてを滞りなく実現させつつ、観客に驚きと興奮を与えられていたように思う。

1つ目は、「全編ARでのライブ演出」

基本的にこれまでのライブでは、スクリーンを上下に分割し、上と下に人数を割り振ることで全員をステージに立たせていたんじゃないかと思う。しかしそうすると、上段に映し出されている人は「浮いている」ように見えてしまう。「ステージに立っている」というよりは「画面に表示されている」ように感じられてしまい、せっかくのライブの臨場感が薄れてしまう問題があった。

ところが今回、配信で映し出されたステージを見ていたかぎりでは、そのような違和感がまったくなかった。ARによって「その空間に立っている」ように見えるのはもちろんのこと、ステージ自体も上下の2段構造であるかのように映し出されており、上にいるメンバーも同様の自然さで立っているように見えていた。

現地での見え方がどうだったのかはわからないが、少なくとも配信画面では自然に映っていたのは間違いない。会場全体を俯瞰するような位置からの映像、ステージと客席が一緒に映し出されているカットを見ても、違和感らしい違和感がなかった。スクリーンに投影されているのではなく、本当に「そこにいる」ようにしか見えないステージ演出で、臨場感のあるライブを実現していた。

2つ目の挑戦として挙げられていた、「生バンドでの演奏」も同様だ。

配信コメントやTwitterの感想を見るかぎりでも、「生バンドが本当によかった!」「あの曲をバンド演奏で聞けて最高だった!」という声が本当に数多く流れていて、ライブ全体の満足感を底上げしていたように見える。ステージ横で演奏しているバンドメンバーの姿もたびたび映っていたが、AR演出と合わせても違和感がなく、「音楽ライブのステージらしさ」が強く感じられて良かった。

そして最後に、「海外タレントのライブ参加」
これは改めて言葉にするまでもないでしょう。

1日目も2日目も海外組のソロパートはコメント欄が爆速になっていたし、海外ファンの絶叫ぎみのツイートの盛り上がりもすごかった。

また、3Dモデルの完成度の高さは言わずもがな、実際に「ステージ上で歌って踊る」姿を見られたことで、各々の歌唱やオリジナル曲の解像度がぐーんと上がったようにも思う。特に『High Tide』は曲の印象すら書き換えられてしまったレベル。彼女たちが再びステージに立つ日が楽しみでならない……というか、マジで早く実現してほしい。お願いします!

3度目ともなれば良くも悪くもこなれてきた印象になるかと思いきや、このような真新しさも感じられた今回の『Link Your Wish』。

今回は「イベントとの同時開催」というインパクトもあったが、一方では回を重ねるごとに所属メンバーも増えており、「全体ライブ」として行う場合は諸々の調整がますます大変になるんじゃないかという懸念もある。一人ひとりがステージに立てる時間がどうしても少なくなるため、ライブ全体を通しての満足感を追求する形になるのかな……と。

けれど同時に、「メンバーが増えた」ということは、「できることの幅も広がった」と捉えることもできる。今回が初参加だった海外組の試みもそうだし、一方では彼女らがユニットとして歌うステージはまだ見られていない。残念ながら今回はステージに立てなかった海外組や6期生もいるし、ホロスターズの面々とのコラボレーションだって考えられる。

そう考えると、この「次」にどのような景色が見られるのか、どういった体験ができるのかも、楽しみにせずにはいられない。それこそ、ミオしゃがツイートしていたような「超大型イベント」が実現したら……! と考えると、ワクワクが止まらないホロリスもいるんじゃないかしら。

個人的には、まつりちゃんも参加していた昨年末の『SANRIO Virtual Fes』のようなVRイベント、あのホロライブ版を見てみたい。めちゃくちゃやってほしい。もしかすると、開発中のホロアースで似たようなことを実現させようとしているのかも……? いずれにせよ、「バーチャル空間でホロメンに“会える”イベント」がいつか実現したらいいなと思います。

なにはともあれ、改めて、本当に最高のライブでした! 配信アーカイブは4月20日まで視聴できるようなので、期間中はたっぷり楽しもうと思います。実際、この記事を書きながらトワ街GHOSTをリピートしまくってたくらいなので。当日は見られなかった人も、まずは公式のチラ見せ配信からチェックしてみてはいかがでしょうか。ころさんの大回転も無料で見られますぞ。

『hololive 3rd fes. Link Your Wish』DAY1 セットリスト
  1. Shiny Smily Story / hololive IDOL PROJECT
  2. Happiness World / BABACORN(宝鐘マリン/白上フブキ)
  3. 特者生存ワンダラダー!! / 天音かなた
  4. HOLOGRAM CIRCUS / 尾丸ポルカ
  5. エアーマンが倒せない(cover) / 戌神ころね
  6. Candy-Go-Round / 大空スバル×夏色まつり×桃鈴ねね
  7. Say!ファンファーレ! / 白上フブキ
  8. 画面の中の君が好き / AZKi
  9. ねねねねねねねね!大爆走 / 桃鈴ねね
  10. 脱法ロック(cover) / 赤井はあと×尾丸ポルカ
  11. 絶対忠誠♡なのなのら! / 姫森ルーナ
  12. 花月ノ夢 / さくらみこ
  13. マリン出航!! / 宝鐘マリン
  14. しんでしまうとはなさけない!(cover) / 白銀ノエル×姫森ルーナ
  15. REFLECT / がうる・ぐら
  16. ふしぎ・プルプル・プルリン・リン!(cover) / ワトソン・アメリア
  17. VIOLET / 一伊那尓栖
  18. High Tide / ムーナ・ホシノヴァ
  19. 太陽系デスコ(cover) / さくらみこ×戌神ころね
  20. ほめのび / 白銀ノエル
  21. Infinity / 赤井はあと
  22. born to be real / 常闇トワ
  23. モザイクロール(cover) / AZKi×天音かなた
  24. ぷ・れ・あ・で・す! / 大空スバル
  25. HiHiハイテンション! / 夏色まつり
  26. Stellar Stellar / 星街すいせい
  27. GHOST / 星街すいせい×常闇トワ
  28. Prism Melody / hololive IDOL PROJECT

※記事中の画像はすべてSPWNのアーカイブのスクリーンショットを使用しています。
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この記事を書いた人

けいろーのアバター けいろー バーチャルライター

フリーライター。VTuber/VR関係のメディアとしては、MoguliveやVtuber Postに寄稿。インタビューやライブレポートなどを担当している。その他実績として、コミックナタリー、ふたまん+、SUUMOタウン、ぐるなび みんなのごはん、『初音ミクエキスポ』公式パンフレット、双葉社『EX大衆』VTuber特集、日本看護協会出版会『創造られたヒロイン、ナイチンゲールの虚像と実像』など

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